姿勢の悪化を放置したり、
長時間座りっぱなしでいる人に多いタイプの腰痛
それが「前屈障害型腰痛」です。
前屈障害型腰痛がおこる理由は、背筋の疲労のほかに
椎間板の障害や脊椎の変性などが顕著です。
この場合、特に前屈すると
腰痛の症状が酷く感じられるようになります。
前屈障害型腰痛の原因のほとんどは、悪い姿勢や日常生活における不自然な動作によります。悪い姿勢とは、いわゆる猫背のこと。猫背を続けると上半身の重さを腰がうまく支えられなくなります。
ひいては腰椎(ようつい・腰)や椎間板、関節、筋肉などへの負担が増加し、痛みとなって表れるのです。運動不足もまたこれを加速させる要因となります。
椅子に座る時は深く腰掛けて坐骨で座るように心がけましょう。
それだけでなく、椅子に傾斜形をしたクッションを敷いて腹側を低く、背中側を高くしてやることで背筋を伸ばすようにします。
骨盤底筋を鍛えて、筋のこわばりを解消する4つのストレッチを実践しましょう。
床にうつぶせに寝そべって、両肘をついたままゆっくりと上半身を起こします。腰が伸びるのをイメージしながらやると吉。
上のストレッチに慣れたら、床にうつぶせに寝そべって両腕を伸ばしたまま腰をぐーっと伸ばしていきます。
続いて四つん這いになります。左腕と右足を同時に上げて5つカウント、次いで右腕と左足を同時に上げ、腰が伸びるようにします。
最初のうちは腕だけ、足だけを上げるのみにして、慣れてきたら腕と足を同時に上げるようにすると良いでしょう。
最後のストレッチは立って実施します。
両手を壁にぺったりつけて、脚を前後に開きます。そのまま壁を力を込めて押しながら腰をじわじわと反らせます。
ストレッチは痛みを伴ってはいけません。実施中に痛みがあった場合は中止します。
また、ストレッチに慣れてきたらこれにとどまらず、積極的に腹筋と背筋の力をつけていくようにしましょう。
腹筋や背筋は脊椎を支えています。これらを強くすることで腰痛が軽減されていきます。
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後屈障害型腰痛の対策